2日目
★ 本日の予定 ★
終日自由行動
オプショナルツアーに参加(カナディアンロッキー観光)
バンフスプリングスホテル宿泊
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今日は終日自由行動なのですが、オプショナルツアーに参加しました。LOOK JTBのカナディアンロッキー観光です。
ホテルを9:00に出発。大型バスでカナディアンロッキーの山々を横目にどんどん進んで行きます。
道路のわきではエルクや地リス等の動物を見ることもできます。エルクは特に朝や夕方になると、街に出てくるという事です。
国道の両側には網で柵が作ってあります。これは野生動物が道路に出て来れない為の対策です。この国立公園内道路の制限速度は70〜90km。もし動物が道路に出てきて車と衝突などしようものなら、動物はもちろん車の方も大変な事になるからです。
しかしそんな中でも生態系を崩さない為に、いろいろな工夫が施されています。例えば道路の左右にある山々を動物達が自由に行き来できる様に、あちこちに動物専用の地下トンネルや陸橋が作ってあるのです。野生動物をを大切にしている事が、良くわかりました。
バスはボウレイク、ペイトーレイク、クロウフット氷河、スノーバード氷河(順番がバラバラかもしれません・・・)等を眺めながらコロンビア大氷原へ向かいます。途中ガイドさんから「あれは○○マウンテンです。標高△△mで・・・名前のいわれは・・・」と説明がありますが、全く頭に入りません。それほど山と湖が多いのです。そして、とにかく右を向いても、左を向いても全ての景色が美しいのです。いろいろなガイドブックで見る写真よりも、今回自分達の目で見た景色の方がずっと美しく感じました。恐らくこの時期には、まだ山の雪が残っているからなのでしょう。皆さんもカナダに行くなら6月中旬をお薦めしますよ。
山の天気は何とやらで、途中雨や吹雪に降られますが、数分走っているうちに止んでしまうので全く問題ありませんでした。
これから向かうコロンビア大氷原は、広さが384kuもあり、北極より南では最大の氷塊だそうです。ここから太平洋、大西洋、北極海に向かって、多くの氷河が流れ出しています。正確に言えば、私達がこれから向かうのは、その中の1つであるアサバスカ氷河なのだそうです。
さてようやくコロンビア・アイスフィールド・センターに到着。バスを降りると外は猛吹雪。目を開けているのもつらいくらいで、周りの山々など全く見えない状態です。こんな状態で観光などできるのでしょうか?
ひとまず、アイスフィールド・センター内のレストランで昼食を取ります。バイキング形式(中華)です。カナダに来て中華とは何となく違和感がありました。
昼食後外に出てみると、先ほどの吹雪が嘘のように止んで、青空までが見えてきました。ここから専用バスに乗りかえ約10分。今度は雪上車に乗りこみ、約20分でアサバスカ氷河の上に到着。あたり一面の氷河に感動しました。ここの氷の厚さは、なんと90m〜300mもあるという事です。
私達が雪上車に乗りこみ帰ろうとしたとき、またもやあたりは吹雪が始まり、視界がさえぎられてしまいました。良いタイミングです。なんて運が良かったのでしょう。
大氷原を後にして、バスは午後からの予定である、レイクルイーズに向かいます。
途中相変わらずの美しい山々を通過しながら、ようやくレイクルイーズに到着。この湖は最も美しい湖という事で有名です。
湖はホテル・シャトーレイクルイーズの裏手にあり、まるでホテルの中庭といった感じです。
実はラッキーな事に、レイクルイーズの氷は2日前に溶けたばかりなんだそうです。というのも年間で湖面が最も美しいのは、氷が溶けたばかりの時期、まさに今だという事なのです。同行したJTBのベテランガイドさんも、あまりの美しさに驚いていました。
湖面は今までに見た事のないような、ターコイズブルー色で、不思議な感覚です。なんでも氷河が溶けた水なので、中に含まれている成分からこのような色が出るらしいです。だからこの湖に限らず、カナディアンロッキーの川や湖は美しい色をしているのだそうです。
湖の景色をバックに記念撮影をしていると、私の足元の岩の隙間から巨大シマリス(正確にはゴールデン・マントルド・グラウンド・リス)が出てきました。足元からわずか10cmの所でも全く逃げる様子もなく、草らしきものを食べています。
この後、シャトーレイクルイーズを出たところでは、野ウサギも発見しました。まさに自然を感じる事が出来ました。
17時半頃ツアーも終わりホテルへ帰る途中、バンフの街中でバスを降りました。バンフは歩いて移動するのに十分過ぎるくらいの小さな街です。バンフアベニューには、土産物店やレストラン、そしてホテルが立ち並んでいます。
驚いたのはどの土産物店に入っても、ほとんどの店員が日本人だという事です。しかも店頭には日本語で求人広告が貼ってある店が多いのです。実はワーキングホリデーを利用した日本人達がこちらで働いているという事です。
しかしレストランはそうではなく、やはりほとんどが外人さんです。その方が雰囲気がいいですからね。
ちなみにバンフ・スプリングスホテルから街の中心までは、徒歩で15分くらいと前に書きましたが、LOOK JTBのツアーに参加しているので、JTBのシャトルバスを自由に利用できます。各ホテルから主要な場所に移動できるので便利です。私達がいつもLOOK JTBを利用するのは、こんな便利なサービスがある事も1つの理由なのです。
今日の夕食はグリズリー・ハウスという店で、バッファローやシカの肉などを食べました。チーズフォンデュと石焼の2種類の調理法が選べますが、今回は石焼を注文。やがて約20cm角、厚さ6cmほどの高温に熱した石がテーブルに到着。その上で自分達で肉を焼きます。鉄板で焼くよりもずっと美味しそうです。
ちなみにバッファロー、シカの他に変わったところではオーストリッチ、ダチョウ、ウサギ、サメ、ワニ、カエル、ガラガラヘビもありますので、興味のある方はお試しください。
バッファローとシカはどちらも大変柔らかくて美味しく、とても気に入りました。機会があれば是非もう1度食べたいと思います。
このグリズリー・ハウスという店は、雰囲気もなかなか良かったです。バンフに行かれる方には是非お薦めします。
ところでカナダの土産物といえばメープルシロップに、サーモンですよね。特にメープルシロップは土産物店で買うより、スーパーで買ったほうがだんぜんお得です。全く同じパッケージの物が半額くらいの値段で買えます。
ここバンフにもスーパーがありますので、是非立ち寄ってみてください。
また街の土産物店でも店によって商品の値段はまちまちです。メイプルシロップ・クッキーなどは空港の免税店の半額くらいの値段で売っている店もありましたから、片っ端から店を歩いて比較しましょう。
また、土産物は旅行前、旅行中などにカタログショッピングで宅配の予約ができるのですが、中には宅配のできないものもあります。例えば『カナダ限定/メイプルシロップ入りジャンボプリッツ(グリコ製)』です。これはOLの皆さんには大変評判の良い土産らしいので、是非チェックしておきたいですね。